今回は温泉施設内について述べます。
気になった箇所は脱衣所の動線でした。


上記のように、今回利用した温泉施設は、ロッカーが壁際のみに配置されており、中央部は椅子のみでした。それに対して、以前利用したことのある銭湯ですと、同じような空間でも中央部にもロッカーを配置しており、可能な限り最大使用人数を増やすようなレイアウトだったのを覚えています。
この違いですが、まず利用者としての体感から述べます。今回の温泉施設では涼しかったです。それは中央部全てが空気の通り道(換気経路)である点もあったからだと考えています。昨今の暑い夏を鑑みると大きい部分だと存じました。
それに対して、他の銭湯例のような場合、若干空気が籠る体験はしています。なぜなら、ロッカーによって空気の逃げ道が限られてしまっているからです。やはり背の高いロッカーと人が座るだけの椅子では、空気の動線を考えると違いが生まれると考えます。
これは、鑑定評価でも影響はあると考えています。体感として涼しいと言うことは効用が高い(評価増)という実証です。そのため、換気経路が良いという面は相対的に評価を高める要因と考えても問題ないと捉えています。
他方で他の温泉例のような場合では、換気経路の面では相対的に評価を下げる要因として考えることも許容できると考えます。
他方でロッカーを多くしているので、年末年始やお盆といった温泉や銭湯の集客が特に見込める場面では収益の拡大を狙うことが可能となり、相対的には収益の増加という側面も推測できる部分かと存じました。
なお、固定資産税の面で少し言及すると”家屋”では面積が変わらないのであれば、今回のケースで評価が変わることはございません。但し、少額ではあるもののロッカーを追加で配置する他の銭湯例では、当該ロッカーだけは動産(備品)となるため、償却資産として申告項目となり、原則として償却資産は評価増となります。
次回からは、マラソン大会当日の記事に移ります。
愛知県岡崎市・西三河エリアを中心に、不動産鑑定や固定資産税評価検証を行っています。
安城市役所で行政側から建物評価に携わり、現在は不動産鑑定士・損害保険登録鑑定人として1,000棟を超える評価実績を有しています。
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